初体験なカレ





あたしはなんだか
そこにいてはいけないような
気がして、急いで
裕樹の家を抜け出した。



『なんで……な…んで?』


ただただ悲しくて
泣きながら来た道を戻った。




すると…

「千紗…?」


前から歩いてきていた男性と
すれ違うときに名前を呼ばれた。


顔を上げると
由真の彼氏である
恵太が立っていた。