初体験なカレ



『俺たちはお互いのことが
好きだから一緒にいる。
これはいけないことじゃ
決してないはずなんだ。』

そうだ。絶対に。


『だけどね?
世の中には未成年と成人の
恋愛をよく思わない人も
いるんだよ…』

「うん…グスッ…」

『俺は20歳。しかも
来月21になるんだ。
千紗はまだ15歳だろ?
5歳差なんて千紗が
大人になれば問題ないんだ。
でも、今は
子供と大人っていう
ただそれだけの壁に
邪魔されてるんだよ…』

「そうかもしれない…
でもだからあたしたちは
一緒にいちゃダメ?
そんなのおかしい!」

『落ち着いて。千紗。
俺は千紗を離さない。
だから千紗も
そんなひどいことをいう
連中は放っておけ。』

「うん…」

『もし学校が辛いなら
行かなくていいよ。』

「お母さんが怒るよ…」

『休むって連絡入れて
俺ん家で暇潰しすりゃ
問題ないだろ?』

「裕樹…大好き!」


千紗はやっと
落ち着きを取り戻した。