はちみつ恋愛←

涙で目が赤くなってるのが分かる。

相当泣いたんだと思う。
分かるよ、それだけ石上くんが好きなんだね。

自分じゃないと分かっていても好きになってしまう。
しょうがないことなんだ。

「なんで桐谷さん?やめてよ同情ならいらないから。」

「別に同情しに来た訳じゃないよ~。」
「じゃあなんなの?隼人の事?」

そう、聞きたいの。
石上くんが誰を好きなのか。

もちろん期待してるわけじゃない。
今日始めて話したんだもん。
私の勝手な一目惚れだもん。


「そ。石上くんの事。カンナちゃんは告白したの?」

「したよ。2回、でもフラれた。
他に好きな人がいるって。カンナとは付き合えないって。」

ふいに切ない顔をした。
悲しげに、笑った。

夕日がカンナちゃんを照らしてる。

「それでね、カンナ聞いたの。誰が好きなの?って
そしたら、今2組の高倉果歩だって。」


2組の高倉果歩。
石上くんが好きな人--…。


「いいよね~!隼人に愛されてる人は、隼人に
追いかけられてる人は。私だって、私だって果歩になりたいよ…。」


そっか…。

人を好きになると時に友情が壊れる。
カンナちゃんが果歩と上手くいってないのは
これが理由だった。

”私だって、私だって果歩になりたいよ”

うん、私も。私も果歩ちゃんになって石上くんに
愛されたいょ。