「そっか。でも俺はこのことで桐谷さんとお兄ちゃんを軽蔑したりしないよ。
だって、、、見ちゃったってことは仕方ない。」


優しく涙を拭ってくれる。

「ありがとう。本当にありがとう!」

笑ってみせると石上くんもそっとほほ笑み、



「…メイク、ぐちゃぐちゃだよ?ははっ」


「もうっ!!そんなこと分かってるってば!!!」



「家、帰んな。また明日。」


本当に石上くんは優しいね。

今度こそ、ちゃんと好きになってしまいそうだよ。



「ん、、、また明日ね。」