ストップをかけても止まらない。

この口は何を言っているんだろう…


お願い、止まって私の口っ!!


そう思ってたらいつのまにかカンナは泣きやんでた。


「ぁあっ!カンナ、私さあ用事あんだよね…

んじゃあっ」

それだけ言って走り出した。


あんなこと言っちゃったんだもん


恥ずかしいよ…///


「ねえ!あっちょ待ってよ!」




ガラガラッ



はあ、ここまで来たらもう大丈夫bbb

私は教室に戻ってきていた。


「も~帰ろっかな~!來夢も帰っちゃったし~」


ガラガラッ

「ねえ!待ってって言ったの、聞こえてたでしょ!?」


は!なんでここに石上くんがあっ!?

「ぁいや、ちょっと聞こえなくてさ…。

ははっ」

私は適当な作り笑いを浮かべて石上くんにほほ笑んだ。

でも、それは石上くんには通用しなかったみたい。


「ふ~ん。聞こえなかったあ????」

不敵な笑みを浮か私に詰め寄る石上くん。

じりじりと後ろに下がる私。

ついに私は石上くんによって教室の隅に追い詰められた。


「そ、そう!!聞こえなくて~…



…って、近すぎないっ!?」