夢見る少女の物語り


「‥‥あ、、」


橘君の声に反応して蒼を見たあと、橘君の視線の方へと私も視線を向けた。


すると、視線の先の相手もこちらに気付いたようで、「お、久しぶり」と近付いて来る。


「アオ。そういえば、この高校だっけ?」


人懐っこく話し掛けてきた相手に対して、橘君は怪訝な顔をした。


「‥何してんすか」


「なんだよ、釣れないな。仕事に決まってんだろ」


そう言いながらカメラを顔の近くまで掲げた人は、報道関係者のようだった。