天上天下唯我独尊

そして、




「俺の女になれよ」




あの時と同じように耳元で、今度はもっと甘い声で静かに囁いた。



陸の吐息が耳に触れて、鳥肌が立つ。




「きゅっ、うに何言ってんの…？なるわけないでしょ。ちょ、離してよ」



陸の肩を押してあたしから遠ざけると、腕を振り払った。



だけど陸の手はほどけず……




――…ドサッ




そのまま床に押し倒された。



陸はあたしの上に覆いかぶさってる。