あの頃、私は君に夢中でした【未完】



「……、おまたせ」

「おぉ!お疲れさん!」

「……」


もう当然の如く時間は立ちまくってて、夜の9時近かった。


何で待ってたの。
こんな誰も通らない狭い路地裏で。


「さ、帰るか」

「黒田」

「ん?」

「学校……楽しい?」

「あぁ」

「そっか………」


黒田、恋愛は苦しいね。
中学を卒業してから1年弱だけど今日再会して私は涙が出そうなくらい嬉しいと思っちゃってる。



卒業と同時に忘れたつもりだった……今まで好きな人が出来なかったのは心のどこかで黒田を忘れてなかったからなのかな。



「……橋元は~?」

「え?」

「彼氏とかいねぇの?」

「いないでしょ!私に?有り得ないから!」

「またまた~…え、マジ?」

「は?」

「男いないの?フリー?」

「いないいない!ずっとフリーだよっ!オールフリー!!」

「意味分かんねぇ!!」


ただ話すだけなら楽しいのになぁ……どうしても私自身の感情が邪魔する。