悪気はないんだろうけど、たまにグッサリ来る言葉を継承(?)してくる鈍感な男だ。
………それも含め好きになっちゃった訳なんだけども。
否定は出来ないけども……不純かもしれないけど。
私がこいつに惚れたのは――助けられたからだった。
「…―おーい!大丈夫か?橋元!」
「……うん」
「とりあえず晩飯買うから、待ってて!」
「う……ん?」
待ってて?
何でよ……?
「ちょっと、黒田…」
「ん~?」
「晩飯って何?」
「え?」
「晩飯……何で買うの?」
「あぁ!俺一人暮らしだからさ」
「……え?」
「親の反対押し切って、今の高校いるから。喧嘩しちゃって………はい、これ買います!」
