！！？
「んん！？」
唇から感触が離れる。
「キスのときくらい静かにして？」
「キス？なんで……なんでぇっくふぇ…うぇ～んっ」
意味分かんないよ～～
あたしのファーストキスがぁ～
「なんで泣いてんの！？」
「キスってなにぃ」
「嫌だった？初めてじゃないでしょ？」
「初めてだも～ん」
「ごっごめん！初めてだと思ってなかったから…でも後悔はしてないな…」
「ふぇ？」
初めて見るこんなに顔赤くしてるとこ。いつもからかってる時のあの余裕の笑顔しか見たことなかったから。
「ふふっ」
「なっ何笑ってんだよ！」
「だって大橋先輩がっ…あははははっ」
「～～～。そんな顔してたら襲うぞ！！！」
「へっ？襲う？っイヤです！！！」
「それとその大橋先輩っていうのやめて。普通に瞬綺でいいよ。先輩とかいらないし、敬語もダメ。」
「あたしまだ付き合うとは…」「イヤなの？」
「…分かりました……よろしく…」

そんな感じにあたし達は付き合うことになった。
なんで急に、そうゆう話になったのかは全然分かんないけど…
まぁ大嫌いってわけでもないからいいんだけどね…
それに今は新しい瞬綺を知れた気がしてなんか嬉しい…かも。
こんなこと絶対瞬綺には言えないけど。