「はーい席に着け」
このクラスの先生みたいな人が入ってくる。
「紹介する。滋賀県から引っ越してきた、田村愛那さんだ」
「滋賀県からきました田村愛那です。分からないことだらけですがよろしくお願いします」
みんなの目が気になり前をみることができない。
「じゃー、みんな仲良くしてあげてな。」
長い長い先生の話も終わりようやく休み時間になった。
「あいなちゃんやたけ?りんは厘華って言うねん、よろしくなあ。」
「私は優羅だよ。よろしくね」
「うちは実愛っていうんだよ、仲良くしてね」
前をみるとさっき雑誌の話をしていた子だった。
「よろしく…」
「元気ないなあ!!りんの元気わけてあげるわ」
「そうやで。りんの元気は人の何十倍もあるんやからな」
「そやそや」
3人の話をきいてるとなんだか面白くなってきて自然に笑みがこぼれた。
「えー笑顔してるなあ、なんのつけま付けてんの?どんなメイクしてんの?」
「私いますっぴんだよ?」
「まじでかああああ!!やのになんでそんな可愛いん?」
「可愛くないよお、ぶっさいく。髪の毛も黒髪でいたんでるし…」
「さっそくやけど、今日あいな予定あいてる?」
「うん。暇だよ」
「ならうちらと一緒にあそばへん??」
「いいの?」
「あったりまえでしょ」
「だめ!!なわけないやん」
「じゃー今日はあいなをもっと可愛くしちゃおう作戦の開始やあ」
「おー」
なんだかんだで楽しい生活が送れそう。

