「ただいま」
「おかえりーーーーー」
ママが抱きついてくる。

「ママ抱きつかないでよ。」
「ごめんごめん」
「どうしたの?そんなハイテンションで」
「ねぇ、あいな。ここ引っ越さない?もっと都会へいこうよ」
まっていたこの言葉。
あの学校あの人たちとおさらばできる。
「どうして?お金は?大丈夫?」
「それがね…」
「宝くじ当たったのよー」
「えーーーーーーーー」
「しかも1000万円」
「そんなに??」
「そうそう。だからこんなぼろっちい家おさらばよ」
「引越し明後日だから用意にときなさい」


明後日にここともお別れかぁ。
もうこんな生活は嫌だ。

部屋に入りベットに寝転がるとそのまま眠りに付いた。

それから一回も学校にいかず
この町を去った。