キミを信じる【完】

私の抵抗はスンに止められるためのもの。


抵抗を止めるスンの腕は形だけのもの。


所詮私の力なんて男のスンの力を持っては抵抗出来ないけど、私の抵抗を止めるスンの手に力なんて入ってないから。


そうして後ろから抱かれたまま私の唇にスンのそれが重なる。


スンのことなんてなにも知らないし、スンのことを信じてるわけじゃないけど、この時間は嫌いじゃない。


初めてスンの家にきたときにも、スンに押し倒されてキスをされた。


あの日から私たちはたまにこうやってキスをする。


付き合ってるわけじゃないし、そもそもスンが好きなわけでもない。


不思議とスンがしてくるキスは嫌いじゃなかっただけ。


私はそれ以上を望んだりしない。