キミを信じる【完】

驚きと悔しさを募らせる私の姿を見つつ、男は自分のペースを乱さない。


「オレ、あそこのキャバクラでボーイしてるんだ。」


その男の指を指す先にはキャバクラの裏口らしき扉が見えた。


扉を指した手は、そのままポケットから薄汚れた小さなノートとボールペンを取り出した。


「キミの名前は?」


ノートにペンを走らせながら質問してきた。