キミを信じる【完】

スンが鍵をかけるのを横目で見て、学校の荷物を部屋の隅に置くと、スンの腕が後ろから私のお腹に回された。


こうやってふいに後ろから抱かれることにはもう慣れた。


だけど以前と違って心臓の鼓動は高まるばかり。


だめだ。


こんな幸せな気持ちに浸かってる場合じゃない。


「ストップ!」


スンの腕を振りほどいて後ろを振り返る。


思っていたよりもスンとの距離が近くて驚いたけど、そんなことはどうでもいい。


とりあえずこのうるさい心臓をさっさと落ち着かせて、ちゃんと話すんだって決めたことをスンに伝えないと。