キミを信じる【完】

なんとかバイト先までは歩いてきたけど、全然仕事するような気力はなかった。


ファミレスの裏口までスンは私の手を繋いだままでいてくれた。


「シャキッとしないと、仕事になんないよ。」


「...う、ん。」


そう言われたって、そんな気分じゃないよ。


抜け殻みたいに気力がないままの私。


うつむきがちな私の顔はサイドの髪が私の視界を狭めてる。


そんな私の髪をスンの指が優しく撫でながら耳にかけた。


その手は次に私の顔を上げさせて、やっとスンと目があう。