キミを信じる【完】

「バイトし始めた理由も急に金欠になったのもご飯食べなくなったのも、お父さんが原因?」


悔しいけど、認めざるおえない。


知られたくなかった。


スンだけには。


黙ってコクンと頷くと、スンはいつものように頭をポンポンと撫でた。


「そっか。」


スンは私の手を取って歩き始める。


私は紐に繋がれて歩く犬のように、手を引かれるままに歩き出した。


「バイト遅れちゃうよ。」


気まずい空気なんて気にしないでスンは言葉を出す。