キミを信じる【完】

目の前の光景に私は思考が止まってる。


お札を持ったスンの手がお父さんに差し出されてる。


な、に...?


どういうこと?


「なんだよ。あこ以外にもお金くれるやついるんじゃねえか。」


別にあこおばさんだってお金をくれてるわけじゃない。


私は社会人になったらちゃんとお金返すつもりだもん。


でも、そんなことより今はこっち。


スンが差し出したお札を乱暴に取ってお父さんはポケットに突っ込んだ。


「じゃぁな。」