キミを信じる【完】

もちろん鞄の中のものは全部地面に落ちる。


いくら人気が少ない場所だって言っても、下校する生徒の視線が気になる。


道行く人に顔を見られまいとサイドの髪で顔を隠しつつ、しゃがみこんで地面に散らばった私物を拾い集めた。


一方この惨事を巻き起こしたお父さんは真っ先に財布を拾って中を探っていた。


はぁ。


もう泣きたい。


「ちっ。これだけか。お前バイトの給料はいつ出るんだ?」


「...1ヶ月後。」


「1ヶ月?なんだよ。つかえねぇな。」