キミを信じる【完】

「私の身の回りには逮捕歴がある人はいないけど、そういう人って世の中にはいっぱい居るんじゃない?」


「そうだね。」


そう言って笑うスン。


今の話にどこに笑う部分があったのかがわからない。


「俺はさ、ただ偽った恋愛でお金をもらえればそれでよかったんだけど、中には本気で結婚を考えてた人も居て、結婚詐欺の容疑がかかっちゃってさ。」


スンは話をまた元に戻した。


「いろいろ検察官に取り調べをされて、結婚詐欺って言うのは取り消されてよかったよ。」


初めて話されるスンの素性がこんな話なんてなんか複雑。


あの女性はスンの本当の気持ちを知って、私みたいに人を信じることが出来なくなっただろうか。


あ、そういえば...