キミを信じる【完】

「でも、安心する気持ちと心配する気持ちが混ざった俺の前には、そんなことも知らずにいつも通りのキムがいた。俺はこんなにも心配したのにって苛立ってキムに当たったんだ。」


もう涙で前なんて見えない。


この狭い部屋の中、スンがゆっくりと前進してどこまで来たのかさえわからない。


スンの話す声だけが頼りだったけど、話の内容を理解するので精一杯だった。


「傷つけてごめん。お願いだから俺のそばにいて。」


その言葉に驚く暇もなく身体が包み込まれた。


スンの腕に。


「やっとつかまえた。キム。」


涙が止まらない私はどうすることも出来ずに、ただ泣いていた。