キミを信じる【完】

見たくなかった顔が今、目の前にある。


見たくなかったのは嘘じゃないのに、本当に顔がまともに見られない。


「私もう帰るから。」


そう言ったものの、スンが玄関のドアのところにいるから私は動けない。


「待って!話聞いて。聞くだけでいいから。」


そんなの振り切ってこの家を出たかった。


でもやっぱりスンは玄関の前にいて、私は立ち尽くしたまま。


こんなことになるなら、ここに来なきゃよかった...。


私が否定も肯定もしないままスンは話始めてしまった。