半径1mmの彼


 出逢いは、奇跡的だった。
・・・彼は転校生。

そして、その彼が座る事になった席は、私の隣。
運命的と世間は言うのだろうか?赤い糸と?
そんなことない。

私達は、しばらく経ち、友人となった。
大親友という名の。お互いに、恋愛感情はなかった。


ううん、持たないようにしていた。彼は、学年1もてていたし・・。
でも、なによりもこの関係が壊れてしまうのが怖かった。
だから、この感情を封印していた。あの日までは・・・。