それからは幹部の人達の自己紹介
土方副長はあたしの思った通り
そして一番最初に出逢った人は沖田総司
みんなとは少し違う雰囲気の人は山南敬助
それからさっきから一言も言葉を発していない人が斎藤一
少しみんなより年をとっている人が井上源三郎
そして残りのうるさい人たち......
小さい人から順に藤堂平助、永倉新八、原田左之助
今は自己紹介が終わり
男物の着物に着替えさせられ
土方副長に屯所を案内してもらっている
「おいっ、
俺はまだお前の事を信じた訳じゃねぇ
少しでも怪しいことしてみろ
命はねぇからな」
土方副長はあたしの前を歩きながら
冷たくそう言った
「....わかってます.....」
なんか土方副長といたら気分が沈む
小姓になるなら沖田さんとかがよかった
そんなこんなでもう辺りは真っ暗
あたしは土方副長の部屋で一緒に寝起きするらしい
土方副長は布団を二枚
部屋のすみとすみに寄せて敷いた
「チッ、めんどくせぇ
なんで俺がおめぇの子守りしないといけねぇんだよ」
土方副長はぶつぶつと文句をいいながら
まだ文机に向かって
書類に目を通している
あたしは部屋のすみで荷物を持って突っ立ったまま
どうしていいか分からずにいた
すると土方副長が振り向いて
「もうてめぇは寝ろ
気が散る」

