サクラサクコロ




「.....う~、ん..」
あたしは激しい頭痛で目を覚ました
目に入ったのは木造の天井
布団に寝かされている


「やっと目ぇ覚ましやがった」

男の人の声
あたしはゆっくりと起き上がり
辺りを見回す
着物を着たいかつい男の人が5、6人
あたしを囲んでいた

「あっ、すみません
あたし帰りますね?」

危険を察したあたしは
急いで立ち上がる
....が、運の悪いところであの発作


「ゴホツ、ゴホッ、ケホッ...」

あたしは立っていられなくなって
その場に座り込む

「おいおい大丈夫かぁ?
無理すんじゃねぇよ」

1人のおっきい男の人が
あたしを布団の上に座らせる

「ゴホッ、すみまケホッ、せ 、ん」

「そんなこたぁどうでもいい
てめぇは何者だ?」

キリッとしたイケメンだけど
眉間に皺を寄せた鬼のような顔の
男が聞いてきた

「何者って....
佐倉日向です」

あたしはやっと発作がおさまり
小さな声で名前を答えた

「名前はどうでもいいんだよ!!
異国のものか?」

男は更にあたしを睨み付ける

「あたしは日本人です」

あたしはこの人にちょっとむかついて
声を張って今度はきっぱりこたえた