「ありがとうございましたー。」 入ったときと同じ明るい店員さんの声に送られ、俺は店を後にした。 「ただいまー。」 家に帰ると、姉ちゃん以外の3人が帰っていた。 「おかえりー。ってなに?ケーキ?」 母さんがキッチンから顔を出しながら、俺に聞く。 「あぁ。今日、姉ちゃん来ねぇの?」 「えぇ。なんか今日はお友達がお泊まりに来るらしいわよ♪」 じゃ、やっぱ1つ余るな。