｢……あれで分かったろ？｣
未だ硬直している海斗に問い掛ける
｢うん……
それと同時にあの高木君ってのが哀れで……｣
と俯き軽く目を押さえている｡
｢なぁ？アッキー
って事はシィーちゃんは
ずーーっと前からあんな鈍感ちゃんなの？;;｣
｢お前呼び方統一させろよ｡
しかも“シィーちゃん”って;
まぁ俺が知ってる限りではずっとあぁだな｡｣
｢……なんともまぁ
何て罪作りなオナゴなんじゃ…｣
｢まぁあれ位はまだ序の口だな｡｣
｢と､言うと？;｣
｢んとねぇ～
とある男子が学校で詩音ちゃんに“付き合って下さい！”って告ったのに詩音ちゃんから帰ってきた返事は“何処に行くの？職員室？”だったんだよ｣
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