その時、

「れおぉ♪」
派手な格好でケバい女の人がきた。
その人は、高杉君の手を握った。

ズキン..
(なんだろ..すごく苦しい..)
私は、その気持ちが分からなかった。

「れおぉ今日後ろに乗せてぇ」
「むりだ」
「なんでぇ?」
「こいつを乗せるから」
そう言って私の方をみた。
その時、
派手な格好の女の人に睨まれた。

ビクッ

「ねぇあたしに譲ってくれなぁい?いいよねぇ??」
「ぇ...」
その人の顔が怖すぎた...
今にも切れそうな顔をしていた。

「…はぃ」
思わず私は"はい"と言ってしまった