「兄ちゃん!!そろそろ起きねぇと遅刻すんぞっ!!」 そう言いながら俺の布団を剥ぎ取ったのは俺の弟、陸。 俺の好きなヤツ…夏空の想い人だ… 「朝からうるせー。言われなくても起きるわ。」 俺はボサボサの頭を掻きながらベッドから起き上がった。 あー…ねむ… 「とか言いつつ、兄ちゃんいつも起きねぇじゃん。」 まぁーその通りだけども。