次の日、俺はいつものようにしたくをしてお嬢様の部屋に向かった。 トントン。 ………。 相変わらず、返事がない。 まったく、朝はめっきり弱いお嬢様だ。 「お嬢様。入りますよ」 …………。 返事はない。 これもいつものこと。 俺はドアを開けて部屋に入った。 ベッドを見ると、お嬢様が寝ていた。