山上

増田「お、丁度いいときについたな」

時刻は4時30分

夕日が沈み掛けて綺麗に見える

翠「綺麗でしょ?」

輪「綺……麗」

と言った瞬間

クシュンと輪がくしゃみゆした

増田「寒いのか?」


増田は自分の手袋を外し輪に差し出した

増田「ちっとはマシになったろ」

輪「暖か…い」

増田「じゃ…帰るか」

その夜

増田はテレビを見ながら自分の部屋で電話をしていた
増田「そんなのお前だけだってー、でさ敢
今日の宿題終わった?
だよな〜しねぇよな
っとキャッチ入ったわ
スマンが後で掛け直す」


増田は一度電話を切りキャッチに変えた

増田「もしもし」

相手は翠のはずだった
だが
相手は輪廻だった

輪廻「お姉ちゃんが……」
増田「?……翠に何かあったのか?」

輪廻「お姉ちゃんが…倒れた……」



増田「……ぇぁ…あぁ?」
すると
輪廻は電話の向こうで泣きだした

増田「今何処だ!」