「人造人間にしては無愛想すぎるな・・・。命令を聞かないのは34号に似てるけど。」

「だな。35号、お前のせいで瞬の父親は死んだ。瞬だけは守り抜いてやれよ?」

「守り抜くのは当たり前。ただ、34号と自分は関係ありません。」

人造人間にしてはと全員思ったが、瞬は嬉しかった。こんな変わった人造人間は、世界に1人だけ。だからこそ、この先有名にさせるんだと、ものすごく大切にすることを旬は誓った。








 第2章・こんなの世界に1人だけ・終