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35号が姿を消した日からこの日でちょうど5年。

瞬とエルの間には、クールな瞳にサラサラの髪を持った娘が生まれた。

4歳になる瞬たちの娘は、父に聞いた。

「ねえ、お父さん、どうして、私は『みい』っていうの?漢字ではどう書くの?」

父は答えた。

「みいはね、三、五とかいて『みい』っていうんだよ?」

「どうしてさんとごなの?」

「さんじゅうごを意味してるんだ。」

瞬たちの娘、三五(みい)は、天才発明家、エジソンのようになんでも聞く子となった。

「どうしてさんじゅうごなの?」

「35はね、父さんのの命を必死で守ってくれた、大切な大切な人の名前だよ。」

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     ―ダイヤの心・終―