「いけません。北の方に戦場が移りつつあります。」

「どう意味だ?」

「北の方での戦争が見込まれているのです。」

青く光るその目は、レーザーで北のほうを差した。

「おい、だったらイフやエルのところに行ってくれ。2人を守ってやってくれ。とりあえず、俺はここにいる。早く行ってくれ。」

「・・・・。」

「おい。」

「・・・。」

「おい。」

「無理です。私の使命はご主人様をお守りすること。それ以外、無駄に力は使わない。」

「何言ってんだよ。早くしろ。2人を守りに行けよ。」

「おさまるまで、北の方へ戻ってはなりません。」