「ご主人様、怪我は。」

「あ、逃げる時にできた傷だけ・・・。」

スーー。

35号は、だまって瞬の腕の傷に手をかざした。そして、傷を治した。

「あ、ありがと。」

「・・・・。」

「じゃ、ここで寝ようか?」

「ここはダメです。ルートデータが反応しております。きっと、明け方4時4分、爆弾投下が見込まれています。」

「そうか、じゃあそこまで案内してくれ。」

「・・・・。」