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ウィーン・・・・・

「35号、戦争が始まる。お前の出番だ。」

「・・・・。」

だるそうに目を開けると、35号は起き上がった。

「相変わらず愛想ねー。」

イフはため息をつくと、爆弾投下音が聞こえた。

「あ、始まった。瞬、くれぐれも気をつけて。」

エルはそういい。瞬と抱き合った。

「行ってくる。」

・・・・ガチャリ

「行っちゃった。エル、ジャグラッスは南だから北のほうに逃げよう。」

「イフ、本当に大丈夫かしら。」

「なに?」

「瞬・・・心配だな・・・・。35号も、あんな性格じゃ。」