「綾!加護が見てるよ」 來華に言われ気づいた。 「お前…透けてるよ」 大きな声で加護が叫ぶ。 自分の体に目をやると、白いTシャツだったからか、肌色の肌が露わになっていた。 げっ! 私は即座に後ろを向いた。 「後ろも透けてるんだけど…」 加護がニヤけた顔で言う。 …どうすることもできないじゃん。 もうあきらめるしかないな…。