―――遥君に恋してた月日は、






あたしにとって
“恥ずかしいこと”
……なんかじゃなくて。








あたしにとって、






大きな一歩になった。







まだ完全には
解けきれていなかった、


女はあたし1人しかいない、
“ひとりぼっち”


を感じていたあたしの心が、



今この瞬間、
解けていった―…。






そんな気がした――…。