『高校生なんてあっという間に終わるんよ。一度しかない青春時代なんやから大事にしなあかんよ。』
母がいつも口癖のように言っていた。
懐かしむようにそれでいてうちを視て惜しむように、
いつも…
いつも言っていた
それをうちはいつも右から左で聞いていた。
母さん。あなたの話を真面目に聞かなかったこと土下座して謝ります。
でも言わせてほしいことがひとつ。
その青春時代の真っ只中の人間に言ったって無駄だと思います。
うちはそのことを今、身体をはって証明してます…――
メニュー
メニュー
この作品の感想を3つまで選択できます。
設定されていません
読み込み中…