「でも、なんか行ってみたくなったかも」

「・・・えっ!?」

「面白い?」

「え、絵本が好きなら」

「わかんね」


そして適当。



「じ、じゃあポスターを見つけたらお知らせしますね!」

「おう。待ってる」



堂本くんはふっと柔らかく笑った。


この顔、好きだな。




「自販機で缶コーヒー買ってくか」