さよなら...愛してる。



教室に入ってからは、昨日の事ばかりが頭の中を支配していた。

祐美と佐紀が寄ってきた。

「何なに~??
失敗しちゃった??初エッチっ!!」

「…失敗どころじゃないよ…。」


「もしかして、大成功っ!!とか??」


「違う…大失敗だよ…
もう…私、どうしたらいいか…。」


「…まず、私たちに話してくれない??何があったか…。」


「うん…。

私、昨日は翔汰の家に行ってたの。

で、翔汰は飲み物買いに行っててくれて、それで、帰ってきたの。

そしたら…

「俺、美久のことすっげぇ好き」

って言って、

「ヤりたい」

って言ってきたの…。

でね??
私、翔汰のこと大好きだからそのままHしちゃったの。

で、2人でヤってたら…

本当の翔汰が来たの。。。」


「んっ??その―――…美久がHしてたのは違う人だったってこと??」


「…そうなの。

翔汰の双子のお兄さんだって。

それで…逃げられなくて、翔汰の目の前で…。

もう、本当にどうしよう…!!!」


「…美久はどうしたいの??

そのまま別れたい??それともずっと一緒にいたい??

その前に…まだ翔汰くんの事今でも大好き??」


私は…


どうなんだろう…。