さよなら...愛してる。



私は、翔汰の強い心に涙が溢れた。


「翔汰…ありがとう…。
でもね…??

私は…私が許せないの。

翔汰に似てたからヤっちゃったとか…

そんなこと言えない!!

私は…っ!!!

翔汰だけのものになりたかったのに…!!!っ…

それなのに…それを私は…!!!」


「いいんだよもう!!!

でも、美久は…俺と…離れたいんだろ…??」


「離れたくなんかないよ…!!!

私は、ずっと翔汰が好き!!大好き!!

でも…今は距離を置きたいの…

気持ちの整理をさせて欲しいの…。

ホント…勝手だよね…。

でも、わかって欲しい。

私、翔汰とずっと一緒にいたいからさ…。」


翔汰は、微笑んで、

「わかった。いつまでも待つよ。

だって俺は、美久一筋だからなっ!!」



その言葉に、また涙が溢れる。


「…っ…ありがと…っ!!」



そう言葉を残して、走って家に帰った。