『出て行ってくれ…!!!!!』
私…翔汰にすごくヒドイ事した…!!
でも…
でも…!!!
「嫌っ!!!私は出て行かない!!
出て行けないよっ!!!」
「早く出て行けって言ってんるだろ?!
もう…こんな惨めな姿…美久に見せたくねぇ…!!」
「…!!全然惨めなんかじゃない!!
悪いのは私なのに、何で私をせめないのよ!!!
ねぇ……どうして…っ!!!」
涙ばかりがあふれ出す。
どうしてあなたはこんな時でも私を大切にしてくれるの…??
私、あなたを傷つけた。
なのに…
あなたは優しすぎるよ…。
「翔汰…もっとハッキリ言いなよ…
そのほうが、私も楽だし、翔汰もスッキリするよ。
殴ってもいい。もっと私をせめてよ。
そうでないと私…翔汰から離れられない…!!!!」
「そんなこと…できるわけねぇだろ…。」
「どうしてっ?!
あなたはすごく苦しんでるでしょ?!
すごく悲しいでしょ?!
それとも…私が他の人とHしても、許すの?!
そんな…そんな軽い人だったの?!」
「違う…!!!
違う…違うんだよ美久…。
俺は…俺は今でも…美久の事が大切なんだよ…!!!
ただ…それだけなんだよ。
もちろん、アイツとヤったのはすっげぇイライラしてるし、
めっちゃ胸が苦しい…。
でもなぁ!!!
俺はただ…美久を幸せにしたいんだよ!!
これから先も…ずっと……一生!!!」
