愛のかけら。

あたし達が付き合ったことが


すぐに校内に広まった。


星也はどの学年からも
モテていたから。


あたしには冷たい星也だけど
周りには優しかったし
学年が上がる度に背も
伸びていった。


あたし達が付き合ったという噂を廻したのは星也の幼なじみの
拓海だった。


廊下を歩けば聴こえてくる声。


「あのちっちゃい子。星也の彼女らしいよ。」


「嘘っ!!」


あたしは背が低かった。


「お前が噂流してんだろ。」


星也が拓海に聴いた。


「当たり前っ!!」


何故か自信満々に言う拓海。


「あんたのせいで大変。」


あたしは呆れながら言った。


「こうでもしないと星也取られんぞ?感謝しろよ」


「はぃ?!」


確かに星也モテるしね。


そんな時に転校生が来た。


この転校生があたしの親友に
なるとはこの時はまだ知らない。