あたしは新一くんのお通夜にも
お葬式にも出席した。


ほら…みんな泣いてる。


みんな新一くんが大好きだった。

いつも新一くんの周りには
たくさんの友達、先輩、後輩が
いて。


それだけみんなに愛されてたんだよ?


あたしは涙が止まらなくて。


火葬場にも特別に行かせてもらった。


焼かれて出てきたのは骨になった新一くん…。


嘘…。


こんな新一くん見たくないよ。


またその手で頭撫でてくれないの

涙拭いてくれないの


「百合」て呼んでくれないの


新一くん…。


新一くんはすぐにお墓の中に
いれられて。


しばらくあたしは泣く日々が続いた。


これでお別れなんだね。


もう逢えないんだよね。


新一くん強く生きるからね。