愛のかけら。

「百合ー。今から出てこれる?」


詩からレディース用の携帯に
電話が鳴る。


「何?アンタまた厄介なことに…

「当たり(笑)さすが百合。」


「ふざけんな。今から別の
仕事あんの。」


そう…水商売の仕事ね。


「またー?もしかしてまた仕事
増やしたわけ?」


「あー…一個だけね?」


「一個だけって…」


詩が心配するのも分かる。


水商売計3つもしてたらね。


「大丈夫大丈夫。」


「やっぱ総長に言った方が…


「殺すよ?総長に迷惑はかけない」

「でも…」


「あたしは大丈夫だから」


「星也はきっと…


「んなね。」


詩の話を聴きたくなかった。


言われることなんて


分かってるから。


「星也はきっと…こんな百合みたら悲しむよ…」


そう言いたかったんでしょ?


そんなの分かってる。


でもあたしにはこの道しかなくて

もう戻ることもできない。