愛のかけら。

「ふざけんなっ!!」


そう言って新一くんは男の人の胸ぐらを掴んだ。


こんな新一くんを見たことなかった。


新一くんはあたしたちにはいつも優しいし。


「やめろ。」


龍斗くんは新一くんと男の人を離す。


「お前らいつまでも調子乗ってたらこいつらに手出すから」


男の人は笑いを浮かべて言った。

「あ?お前らそんなことしたら殺すよ?」


「殺せよ」


「百合、詩先家帰れ」


龍斗くんがそう言った。


あたしたちは怖かったし
そのまま家に帰った。


その後あたしたちの運命は悪い方向に行くなんて知らずに……。