愛のかけら。

「あのね…」


そう言って詩は話始めた。





この学校に引っ越して来る前、


北海道での話。


詩は産まれてすぐ
両親に捨てられた。


つまり捨て子。


何で捨てられたのか…。


それは両親がまだ未婚で
子供が出来た。


だけど詩がお母さんのお腹で
成長するに連れて
やっぱり子供はいらない。
そう思ったみたい。


でもいらないと思ったときには
もうすでにお腹は大きくなって
中絶できなかったらしい


それで母親は仕方なく
詩を産んだ。


産んだ後に父親は母親と詩を
置いてどこかに行方をくらまし
結局帰って来なかった。


そして母親は毎日のように男の人を家に連れてきた。


そしてある男との子供ができた。

やがてその男と母親が結婚したが男は詩を施設に入れたいと
言い出した。


男は自分の子と母親と
暮らしたかったらしく他の人との間にできた詩を嫌っていた。