大切にし過ぎたみたい。初めての事だらけで僕は何も分かっていなかった。出会えた喜び、一緒に居れる楽しさ。ふとそっちを見ればいつでもそこに居てくれる。それだけで満たされる心、安心感。

なのに。それなのに。いつもと違う様子。可笑しい、何があった?僕には何も分からない。本を読んで調べてみても人に聞いてみても。これっぽっちも分からなかった。


うんともすんとも言わない。ねぇ、何か応えてよ。苦しいの?辛いの?痛いの?


余計分からなくなった僕は閉じ込めてしまった。外になんか出さない。陽の光や周りの視線から避ける様に、ひっそりと。そして毎日愛してあげた。朝昼晩休む暇何て無い位愛を与え続けた。そうすればどうにかなると思ってた。けれど、僕の願いは叶わなかった。



死んでしまった。

どうして何でこんなはずじゃ無かった!僕が殺したの?違う違う違う!僕は愛していたんだ!ただ、愛してただけなのに。

これから僕はどうすれば良いの?









「…取り敢えず落ち着け。お前恋人居たっけ?」

「…居ないよ…」

「は?じゃあ今言ってたのは誰の事何だ?」

「一ヶ月前に買ったお花の事」








おしまい。