なんでどうしてこんな風になるのだろう

不安で仕方がない
凌は悪くないのに私は凌に八つ当たりをしてしまった

「嬉しい?ちやほやされて?」

「何言ってんの?」

凌の声が怒っている

「だって…」

泣きそうなのをグッと堪えた

「私がいるのになんで近付くの?」

「知らねぇよ」


「でもあの子それでも教室まで来てた」

「お前、俺のこと信じてねぇの?そんなに信じられねぇなら、いいわ」

凌は私に背中を向けて一人で歩いて行ったしまった

ここで追い掛けて謝らなきゃ行けないのに、
私はその一歩が出なかった

一人でそこに立ち止まってしまった